和魂サッカースクール奥野です。
7月8日(金)に大津にて
2016年睦備建設(株)安全衛生協力会
<安全大会>でお話しさせていただきました。
テーマは
『サッカーを通じて学んだ気付きと工夫』。
私が幼少期からのサッカーを通じて
経験してきたことはすべての分野に
当てはまることだなあと常々感じております。
子どもの学びの場が学校、
大人の学びの場が会社であると仮定したとき、
チームスポーツであるサッカーを幸運にも
アマチュアからプロサッカー選手まで経験
できたこと、
ザスパクサツ群馬でクラブ作りを経験できたこと、
アシスタントコーチ、分析コーチを経験できたこと、
アマチュアチームとプロチームの監督を経験できたことで、
指導者として、
子ども達をはじめ、地域社会に
貢献できること、伝えたいものがあることに
喜びを感じています。
今回、特にお話しさせていただいた中で
お伝えしたかったこと。
それは、『事前』という考え方でした。
一般にPDCAサイクル
(P:plan,D:do,C:check,A:action)
と呼ばれる成長、改善の考え方は、
サッカーでは、
M-T-M(match-training-match)、
試合-練習-試合と置き換えられます。
試合の結果を反省して、改善して次の試合に臨む。
これは過去を振り返り、反省すること、
修正するという考え方が主な目的の
『事後』の考え方です。
事後処理、事が起こった後の対応のことです。
もちろん、次の対戦相手は通常違うチームになるので、
次戦の対戦相手の対策もトレーニングします。
事が起こる前にどれだけの準備や経験値を積めるかが
大事なことです。
『事前』
現場で起こり得るあらゆる状況を臨場感を持って、
シュミレートしておくこと。
それに加えて『事後』の対策で行ってきたこと、過去の経験と対策を完全に自分のもの、
チームのものにしておくことが
チーム力、組織力の向上に欠かせません。
成功しても失敗してもそこには必ず経験があります。
経験することは成長すること、向上することに
他なりません。
そのような考え方がこころの底に浸透すれば、
勇気をもって何事にも挑戦できると考えます。
仕事の目標の先には、笑顔や喜びが存在します。
今日も1日『一期一会』で努めていきます。